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Button 鬱病の有名人
イギリスの首相チャーチル (Churchill, 1874-1965) が鬱病だったことは有名です。チャーチルは自分の鬱病を「私の黒い犬」と呼んでいました。まだ治療法があまり発達していない時代ですから、黒い犬が来るとそれが去るのをじっと待つしかありませんでした。こうして鬱病と戦いながら、チャーチルはヒトラーと対抗する大切な時期のイギリスの指導者として活躍したのです。


ミケランジェロ (Michelangelo, 1475-1564) が鬱病でした。当時のミケランジェロは、「自分の能力ではこの仕事はできない、事実1日仕事したら4日休まなければ続けられない」とか、「自分以外の若い人でもっとこの仕事に適した人がいる」といった自信喪失を表わす手紙を書いています。


ヘミングウェイ (Hemingway, 1899-1961) は50代の終りに鬱病になりました。当時は抗鬱薬がなく、唯一確実な効果が証明されていた治療法である電気ショック療法を受け、いったんはよくなり退院しましたがその後再発し自宅で猟銃自殺を遂げています。
そのほか、トルストイ、バルザック、ウルフ、ホーソン、島尾敏雄、梶井基次郎など数多くあげることができます。
最近では評論家の谷沢永一が自ら鬱病であることを述べた自伝的な本を書いています。さらに、1999年に自殺した江藤淳も鬱病であった可能性があると言われています。

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